咽頭がん

2021年5月20日

 

■下咽頭がんとは?

下咽頭とは、のどと食道をつなぐ部位を指します。この部位にできるがんのことを下咽頭がんと呼びます。

下咽頭は「梨状陥凹」「輪状後部」「咽頭後壁」という三つの部分からなり、がんの発生する割合が最も高いのが梨状陥凹で、全体の6~7割を締めます。最も飲酒及び喫煙の影響を受けやすい箇所であることが原因であると考えられます。

また、下咽頭がんは頸部(首)に近いことから、首のリンパ節に転移しやすいという特徴があります。

下咽頭がんは、初期症状がほとんどないため気がつきにくい疾患です。病気が進行するにつれ、食べ物を飲み込む時に違和感や痛みが生じたり、吐血、声の変化、口が開けづらい、喉や首にしこりができるといった症状がみられます。

■咽頭がんの検査診断

触診で喉や首の腫れやしこりがないかを確認し、喉頭鏡や内視鏡(咽喉頭ファイバー)を用いて喉や声帯の状態を確認します。がんが疑われる場合、連携病院に紹介し、正確な診断のため、腫瘍の一部を採取して顕微鏡で確認する検査が必要になります。また、がんの転移の有無等を調べるために、CTやMRI検査などの画像検査も必要になることもあります。

■咽頭がんの治療

早期段階でがんが見つかれば、手術による切除や放射線治療によって治療することが可能です。ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染のある場合では、放射線治療の効果がより高いとされております。

咽頭は、発声や食事、呼吸など人らしく生きるために必要な機能を有す部位です。

咽頭がんが進行し、腫瘍が大きくなるほど治療に伴う機能低下が大きくなるので、違和感が続くようでしたら、早めに耳鼻咽喉科を受診することを勧めます。

 

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