おたふくかぜとは?
おたふくかぜは、主に小児に見られるウイルス感染症の一つで、耳の前や下あごにある唾液腺が腫れることが特徴です。正式名称を流行性耳下腺炎といい、ムンプスウイルスによって引き起こされます。
おたふくかぜの症状の特徴
おたふくかぜの最も顕著な症状は、耳の前から下の部位が腫れて硬くなり痛くなることです。これは、耳の前に位置する耳下腺という唾液腺が腫れるためです。その他の症状として、両顎に下の部位の顎下腺が晴れることもあります。また、発熱、頭痛、筋肉痛、食欲不振などが挙げられます。
おたふくかぜの原因
おたふくかぜの原因となるのは、ムンプスウイルスというウイルスです。このウイルスは、唾液や咳、くしゃみなどで飛び散る飛沫により、他人に感染します。また、タオルなど共用することで間接的に感染することも考えられます。
おたふくかぜの予防と治療
おたふくかぜの予防には、ムンプスのワクチン接種が効果的です。多くの国では、子供の初期の段階で接種が推奨されています。罹患すると、おたふくかぜに対する特効薬はないため、症状の緩和のために解熱鎮痛剤の使用や十分な休養が必要となります。