甲状腺について
甲状腺はくびの前にある蝶ネクタイのような形の臓器です。
甲状腺は「甲状腺ホルモン」を分泌する内分泌臓器のひとつで、「甲状腺ホルモン」は体内の多くの細胞に働きかけ人間の活動を活発にさせ、いわば「元気の源」のような役割を担っています。このホルモンがないと人間は体調をくずし、やがて命にかかわります。
甲状腺の病気は女性に多く、症状が出にくいものが多いとされています。また、症状が出たとしても疲れやすい、むくむ、便秘、イライラ、動悸がするなどといったいわゆる「更年期障害」と似たような症状が多いため、その多くは気づかれないまま病状がすすんでしまいます。
また、甲状腺は放射性ヨウ素がたまりやすく、1986年のチェルノブイリ原発事故では子どもの甲状腺がんが多発しました。放射線被爆により子どもの甲状腺がんの発生率が増加することは明らかですが、早期発見・早期治療により予後が改善されます。
東日本大震災以後,日本でも注目・心配されている病気です。
■バセドウ病や橋本病(慢性甲状腺炎)、甲状腺良性腫瘍や甲状腺がんなどの代表的な病気はもちろんのこと、下記のような不安にも対応いたします。
― 健康診断で甲状腺の異常を指摘された
― くびがはれている感じがする
― 家族が甲状腺の病気なので心配
― 放射線被爆による甲状腺がんが心配
― 更年期と思っていたが、甲状腺の病気か判断がつかないので一度診察を受けたい
