アデノウイルス感染症とは?
アデノウイルスに感染しておこる病気のことをアデノウイルス感染症と言います。 アデノウイルスとは、呼吸器や目、腸、泌尿器などに感染症を起こすウイルスです。51の型に分類され、多くの型があるので免疫が付きにくく、何回も感染する可能性があるのが特徴です。
型によって症状が異なり、発熱、喉の痛みなどがでる咽頭炎や扁桃炎、眼の充血、目やになどが出る結膜炎、腹痛や下痢・嘔吐などが起こる胃腸炎など様々です。
中でも「プール熱」と呼ばれる咽頭結膜熱はアデノウイルス感染症において代表的で、感染すると39~40度の高熱と、37度前後の微熱が4~5日ほど続く症状が出ます。他にも扁桃腺の腫れに伴う喉の痛み、結膜炎といった症状も現れます。
アデノウィルス感染症の検査診断
ヘルパンギーナの原因は、エンテロウイルスというウイルスです。
エンテロウイルスは、感染者の咳やくしゃみによる飛沫感染と、唾液や鼻水がついたおもちゃ・ドアノブ・スイッチなどを一緒に使う接触感染で感染します。
また、このウイルスは便と一緒に排出されるため、トイレやおむつを替えたあとの手洗いが不十分であった際に目、鼻、口を触ったり、共用物に付着して感染に繋がる(噴口感染)といったケースもあります。
アデノウィルス感染症の治療
熱や痛みに対して消炎鎮痛剤など、対症療法が基本になります。
日常生活の留意点
感染経路としては、ウイルスのついた手指やタオルの共有、プールでの接触、呼吸器からの飛沫などが考えられます。
そのため、手洗いうがいによる予防が効果的です。