【公式】山本耳鼻咽喉科みみ・はな・のどクリニック|北海道苫小牧市

〒053-0811 北海道苫小牧市光洋町1-17-19
TEL. 0144-72-7722 FAX. 0144-56-5016

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アデノイド増殖症

扁桃肥大とは?

扁桃肥大とは、口蓋扁桃が肥大する状態で、3歳頃から大きくなり、6~7歳頃にピークとなりその後少しずつ小さくなります。扁桃肥大が原因で、呼吸障害や食べ物が飲み込みにくい、食事に時間がかかるなどの飲み込み障害、いびきによる睡眠時無呼吸、寝起きが悪い、日中眠そうにしているなどの睡眠障害などの症状を引き起こす可能性があります。

扁桃肥大の症状

・いびき

・睡眠時無呼吸 (→睡眠時無呼吸の詳細はこちら)

・食べるのが遅い

などがあります。

扁桃肥大の治療方法

特に症状がない場合は経過観察です。大きいだけで手術をする事はありませんが、肥大による症状の程度が強い場合は、扁桃を手術で摘出することもあります。その場合、手術・入院ができる病院を紹介します。

アデノイド増殖症とは?

アデノイドはリンパ組織のかたまりで、鼻の奥の突き当たり、喉の一番上である上咽頭にあります。2歳頃から徐々に大きくなり、6~7歳頃に最大となり、その後、自然に小さくなっていくことが多いです。アデノイド増殖症が原因で中耳炎を繰り返したり、鼻づまりやいびき、睡眠時無呼吸症候群などを引き起こすことがあります。

アデノイド増殖症の症状

鼻づまり

鼻声

口呼吸

普段から口を開けている

いびき(睡眠時無呼吸)

などがあります。

アデノイド増殖症の治療方法

基本的には、6~7歳でアデノイドの大きさはピークになり、それ以降は縮小していくことが多いため、上記のような症状がない場合には経過観察を行っていきます。

呼吸障害や睡眠障害の程度がひどい場合は鼻づまりに対する治療を行い、改善がない場合は手術が必要になる事もあります。また、滲出性中耳炎や副鼻腔炎などを発症している場合は、それに対する治療を行います。

扁桃肥大・アデノイド増殖症が引き起こす悪影響について

空気の通り道が狭くなるため、鼻づまり・口呼吸・いびきがあり、重症化した場合は寝ている間に呼吸が一時的に止まる「睡眠時無呼吸症候群」が起こることもあります。幼児の場合、寝起きの悪さ、日中の強い眠気による居眠り、集中力の低下、学習障害、発達障害、夜尿症などが起こります。子どもが風邪を引いて、鼻づまり、口呼吸、いびきを起こすことはよくありますが、風邪の症状が軽くなってもこれらの症状が続く場合は、扁桃肥大やアデノイド増殖症と考えられますので受診してください。また、アデノイド増殖症があると滲出性中耳炎や副鼻腔炎が治りにくくなります。

アデノイドが大きくても、呼吸障害や睡眠障害への影響が大きくなければ、経過観察を行います。手術が必要な場合は連携病院を紹介します。

検査

診断には、内視鏡やレントゲン検査でアデノイドの大きさを確認します。いびきがひどい、寝起きが悪い、寝ている間に呼吸が止まるなどの症状があれば、寝ている間の呼吸の検査をします。鼻や指、胸に装着する小さな機械を貸し出し、自宅で通常通り寝てもらい、翌日コンピュータで解析します。 

検査の結果、アデノイドが極端に大きく、睡眠時の低酸素血症などが認められる場合には、手術が必要になることもあります。全身麻酔と入院が必要ですので、本人も親も大変ですが、非常に効果が高い場合が多いです。アデノイドの大きさがそれほど極端でなく、睡眠時の低酸素血症などがなければ、アデノイドが徐々に小さくなることに期待して、中耳炎や副鼻腔炎などの合併症を治療しながら、様子を見ることもあります。

※当院では早ければ5歳以降に睡眠時無呼吸症候群の検査を行っています。その結果を基に扁桃肥大・アデノイド肥大の影響を確認します。

【睡眠時無呼吸症候群についてはこちら】

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