舌がんとは
口の中全体のことを口腔と呼び、口の中にできるがんのことを総称して「口腔がん」と呼びます。
口腔がんの中でも、がんができる部位によって分類され、舌にできるがんのことを「舌がん」と呼びます。
舌がんは口腔がんの中で最も発生頻度が高いがんです。
症状としては、しこりがある、色の変化(白・赤など)がみられる、ただれや口内炎の症状が2週間以上続くといったものが代表的です。がんが進行すると、しびれや麻痺、味覚障害、痛み、出血といった症状が起こります。
比較的男性が多く、年齢層としては50~70歳代が発症しやすいですが、若い年代でも発症することもあります。
声帯結節の原因
声帯結節は声の出しすぎが原因です。
習慣的に大きな声を出す、歌う、叫ぶ、その他のどに負荷をかける発声を行うなど、慢性的に刺激を与え続けることによって、声帯がはれて結節ができます。特に発声しづらい状態で無理に声を出すことで声帯への大きな負担となり、声帯結節ができやすくなります。
特に幼稚園や小学校の先生といった日常的に大きな声を出す必要のある職業の方や、無理な大声を出す子どもに多くみられます。
声帯結節の検査診断
声帯を観察することで症状の診断を行います。
咽喉頭ファイバースコープを用いた内視鏡検査によって結節の有無を確認します。
声帯に結節がなく正常に見える場合でも、発声した際に中央付近に泡が溜まってくると、結節ができる一歩手前の状態であるため注意が必要です。
声帯結節の治療
大声を出すことや無理な発声等によるのどの酷使が原因であるため、治療方法としては、喉の安静に努め、経過観察を行います。炎症を抑えるために、消炎鎮痛剤やステロイドといった薬物療法も必要に応じて実施します。
上記の治療でも改善が見られない場合は、手術治療を検討することになります。
ただ、手術によって結節を切除しても、のどの酷使があると再発してしまうケースも多くあるので、声帯に負担をかけないよう日常生活で注意することが重要になります。
再発を予防するためにのどに負担をかけない発声法を習得する方法もあります。
日常生活の留意点
日常生活で、声の出しにくい時にはすでに炎症が起こっている場合が多いため、無理に声を出さず安静にすることが重要です。
また普段から大きな声を出す機会の多い人は、発声の仕方や声帯への負担を考慮する必要があります。